NISAを活用して初心者が投資デビュー!おすすめの投資信託で増やす力を育てよう

ポートフォリオ

皆さん、お金の不安を少しでも軽減したくないですか?
将来に向けて貯金をされている方もいるでしょう。でも、貯金をしても、お金って増えないですよね。日本の銀行の預金金利は0.02%~0.1%が多いです。この利率では、お金を増やすのは難しいですよね。
そこで、お金を増やすために活用するのが投資です。
なぜなら、投資こそお金を「増やす力」の王道だからです。私は2014年にNISA制度(旧NISA)が始まってから投資を続けていますが、資産は確実に増えています。
この記事では、お金を「増やす力」を育てるために株式投資が有効であることを解説します。この記事を読むと、お金に働いてもらう感覚が身につき、株式投資の重要性を理解することができます。
株式投資を行うことのメリット、株式投資を行わないことのデメリットを理解して、お金を「増やす力」を身につけ、将来のお金の不安を軽減することができるようになりますよ。

お金の不安を軽減しよう!

皆さん、大なり小なりお金の不安があると思います。
世の中はどんどん物価高になっていくし、給料はなかなか上がらないし、老後2,000万円問題とか言われて年金も十分な額もらえそうもないし・・・。

このようなことから、将来のためにコツコツ貯金をしている方もおられるかもしれません。
でも、貯金ってなかなか増えませんよね。
日本の銀行の預金金利は普通預金で0.1%だと考えても、100万円預けて1年で1,000円の利子がもらえるだけです。
しかもこの利子には約20%の税金が取られます。
実質的には、800円の利子収入ということになります。
これでは、物価高の影響の方が大きくて、下手をすると利子の金額より値上げの金額の方が大きくなってしまうかもしれません。
これは、実質的にお金の価値が目減りしているということになります。

近いうちに必ず使うお金を貯金として蓄えておくのは良いと思いますが、遠い将来に備えて、お金の不安をなくすために貯金をしているのであれば、「増やす力」の考え方を理解して投資にチャレンジしてみるのをおすすめします。

株式投資はなぜ必要か?

「増やす力」を育てるのになぜ株式投資が適していると言えるのでしょうか。
それは、歴史の浅い訳のわからない投資商品と違い、株式、債券、不動産などは投資としての歴史も長く、優良な資産に長期的に投資するとお金はバッチリ増えていくからです。
長期投資の魅力は大きく2つあります。

  1. 収益が安定する
  2. 複利の効果が発揮される

株式投資の魅力1 収益の安定

1950年から2019年の69年間における株式投資の運用期間と投資リターンの関係は次のとおりです。

運用期間投資リターン
1年-39%~47%
5年-3%~28%
10年-1%~19%
20年6%~17%

運用期間(投資期間)が1年の場合は、-39%~47%と投資リターンに大きな幅があります。
これは1年で-39%になった人もいれば、+47%になった人もいるということです。
このことから短期間の投資では、投資リターンが安定しないことがわかります。
しかし、運用期間が20年の場合、過去69年間において、どの時点から投資を始めたとしても、年利6%以上資産が増えているという結果が示されています。

これは、投資期間を長く取ると、誰一人損しない結果になっていたということです。
この結果は、ちょっとすごくないですか?
あくまで過去の結果であって、これからの未来を確約するものではないということに注意する必要はありますが、参考にすべきデータであると思います。

株式投資の魅力2 複利の効果

複利というのは、利息計算の方法の一つです。
複利計算とは、最初の元手とそれまでの利息を合わせた金額に利息が付く計算方法になります。
利子にも利子が付き、雪だるま式にお金が増えていくのです。
複利は、あのアインシュタインに「人類最大の発明」と言わせたほどのインパクトがあります。

新NISA制度を活用しよう

投資、とりわけ長期投資の魅力が理解できたでしょうか。
そして2024年から新NISA制度が開始されたことも、投資に対して追い風になっています。

新NISA制度とは、少額投資非課税制度(NISA)を利用するための特別な口座(NISA口座)を開設することができる制度です。
NISA口座は、個人投資家向けの税制優遇制度を利用するための専用口座です。
この口座で保有する金融商品から得られる利益(売却益、配当金、分配金など)は非課税となります。
通常、株式投資により利益が出た場合は、利益の約20%が税金として徴収されます。

しかし、NISA口座で所有する株式等については、どれだけ利益が出ても税金は非課税になります。
通常、100万円の株が200万円に値上がりした場合、利益は100万円になりますので、そのうち20万円は税金として払わなければなりませんが、NISA口座で所有した場合、100万円すべてを利益として受け取ることができます。

株式投資でお金に働いてもらう

過去の実績からして長期投資であれば、資産が増える可能性が高い株式投資。
そして、利益が出ても非課税となるNISA口座。
この2つを活用することで、資産を増やす。
これは、自分が働く代わりにお金に働いてもらってお金を増やすってことです。
私たちの収入は、自分が働くことによって得られる収入(労働所得)と資産を働かせること(投資)によって得られる収入(資産所得)の2種類があります。

株式投資はこの資産所得を増やすことになりなります。

おすすめの投資先はインデックスファンド

さて、株式投資の優位性、NISA口座の重要性は理解いただけたと思います。
しかし、ここである疑問が出てくるのではないでしょうか。
株式投資が「増やす力」になることはわかってけど、具体的にはどの株を買えばいいの
どの株を買っても長期投資すれば問題ないの?
このような疑問を持つ方もおられるでしょう。

そこで、私が初心者の方におすすめするのは投資信託(ファンド)です。
投資信託とは、投資家から集めた資金を一つにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに分散投資を行う金融商品です。
先ほど、投資の基本は長期投資と言いましたが、もうひとつ、昔から言われている基本的な考え方があります。

それは、分散投資です。
1つの企業に投資するとその企業が倒産してしまった場合、株の価値は0になってしまいます。
しかし100の企業に投資すれば、100社すべてが倒産する可能性は低いのでリスクを避けていることになります。
この分散投資を自動的に行ってくれる仕組みが投資信託になります。
この仕組みにより、少額の資金からでも分散投資による資産運用を始めることが可能になるのです。

投資信託が初心者におすすめな理由は次の4つです。

  1. 運用会社(プロ)が運用してくれる
  2. 透明性が高い
  3. 小額から購入できる
  4. 分散投資でリスクが低い

投資信託の中でも特に初心者におすすめなのはインデックスファンドです。
インデックスファンドとは、日経平均やS&P500のような「指数」と同じ動きを目指す投資方法のことです。
指数というのは、特定の銘柄群の値動きを表すもので、例えば、「日経平均」の値動きを見れば、日本の有名企業225社の株価が全体として、どう動いたかがわかります。
「日経平均という指数と同じ動きになるよう投資する」ということは、「日経平均が10%上昇すると、自分の資産も10%上昇する」ということです。

インデックスファンドと対比するものとしてアクティブファンドというものがあります。
アクティブファンドとは、運用担当者(ファンドマネージャー)が積極的に投資判断を行い、市場平均を上回るリターンを目指す投資信託のことです。
これだけ聞くと、アクティブファンドの方が儲かりそうですよね。
しかし、長期的に見てインデックスファンドより良い成績を上げるアクティブファンドはほとんどないのが現実です。
また、アクティブファンドは指数に勝とうとする分、運用手数料がインデックスファンドより高くなります。
結果が出にくいのに手数料が高い。
私がアクティブファンドをおススメしない理由がわかってもらえると思います。

初心者におすすめな2つのインデックスファンド

そうは言っても、インデックスファンドも多くの種類があり、どれを買っていいか迷うと思います。
そこで、初心者におすすめなインデックスファンドは、

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

の2つになります。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とは、日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資効果を目指すもので、47の国と地域の株式に分散して投資を行います。
この投資信託の総経費率は約0.11%です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資効果を目指すもので、米国の主要500社の株式に分散して投資を行います。
この投資信託の総経費率は約0.1%です。

おすすめインデックスファンドの特徴

オール・カントリーは、世界中の株式会社に分散投資している。
S&P500は米国の株式会社に分散投資しているということになります。
そして特筆すべきは総経費率の安さです。

eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用コストを目指す方針を掲げているます。
このため、総経費率も常に低く抑えるよう制度設計されています。
特にインデックスファンドは、指標に連動する運用成績を目指す投資信託なので、目指す指標(結果)が同じであれば、かかる費用は安い方が投資家にとってお得になります。

増やす力を育てて、お金の不安を軽減しよう

いかがだったでしょうか。
将来のお金の不安を軽減する方法として、「増やす力」を育てるための投資、特に優良な2つのインデックスファンドへの投資について解説してきました。
この記事でお伝えしたいことを簡単にまとめると、

  1. 長期投資は収益が安定する
  2. 長期投資は複利の効果が発揮される
  3. NISA制度を活用して非課税で株式を運用する
  4. 投資先は分散投資ができる優良なインデックスファンドを選ぶ

以上の4つになります。

投資は自己責任(補足)

ここまで、株式投資の魅力を中心にお話してきましたが、投資にはリスクを伴います
長期投資であれば、そのリスクを限りなく小さくすることができますが、短期間の投資では元本割れを起こすことも珍しくありません。
投資は、余剰資金の範囲で自己責任で行うようにしてください。

さあ、株式投資を始めよう

ここまで記事を読んでいただいた方なら、将来のお金の不安を軽減するためにも、株式投資を始めたくなってきたのではないでしょうか?
株式投資を行うために、まずはNISA口座を開設しましょう。
NISA口座は銀行でも開設できますが、私は証券口座での開設をおすすめします。
おすすめの証券口座は、SBI証券と楽天証券です。
この2つのネット証券口座は、おすすめしている方も多く、開設方法等の記事を公開されている方も多くおられますので、参考にしてみてください。

この記事を読んで、株式投資を始めることで、将来のお金の不安が軽減し、お金で苦労する人は一人でも減ることを望みます。

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