スマホ代を月10,000円→2,000円に。実際にやった格安SIM乗り換え

家計管理
この記事でわかること
  • 大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、実際どれくらい安くなるのか
  • 私が辿った乗り換えの手順と、少し特殊なデュアルSIM運用の実例
  • 乗り換え前に確認しておくべき注意点

毎月のスマホ代を、大手キャリアのままなんとなく払い続けている。そんな人は今も多いはずです。私自身、ドコモを使っていたころは月9,000円から11,000円、平均すると10,000円くらいを払っていました。通信量によって幅がありましたが、決して安くはありませんでした。

2020年に楽天モバイルへ乗り換えてからは、通信量3GB未満の月なら1,078円、10GB未満でも2,178円です。同じようにスマホを使っているのに、年間で見れば数万円単位の差になります。

家計管理の方法|初心者でも挫折しない仕組みの作り方』や『固定費削減で人生が変わる理由|我慢ゼロで年間48万円浮かせた方法』でも触れた通り、家計改善の第一歩として固定費の見直しは効果が長続きします。中でも通信費は、一度見直せば手間をかけずに節約効果が続く代表格です。

なぜ多くの人が乗り換えられないのか

料金差を知っていても動けない人には、共通した理由があります。

通信速度への漠然とした不安

「電波が悪くなったら困る」という不安は、私も乗り換え前に強く感じていました。普段の生活で当たり前に使えているものを手放すのは、誰でも怖いものです。

手続きが難しそうというイメージ

SIMカードの入れ替えや契約の切り替えを、専門的な作業だと思い込んでいる人は少なくありません。実際には今、新規契約もMNP(番号を変えずに乗り換える手続き)も、ネットでほぼ完結します。

「今のままで困っていない」という現状維持バイアス

不便を感じていないからこそ、わざわざ変える動機が生まれにくい。これが一番大きい理由かもしれません。『節約しても幸福度は下がらない理由|削っていい支出と削ってはいけない支出』でも書きましたが、我慢を伴わない節約ほど、後回しにされがちです。

妻が今もドコモを使い続けているのも、まさにこのパターンです。長年の愛着に加えて、格安SIMが登場し始めた頃の「品質が心配」というイメージが、今も更新されていないのだと思います。

格安SIMの当時は実際にそういう面もありましたが、今では大手キャリアと遜色ない品質の格安SIMが増えています。妻にも何度か説明してみたものの、あまり響かなかったので、今は無理に勧めずにいます。ただ、ドコモ回線をそのまま使えるahamoなら妻にも合うかもしれないと思っていて、近いうちにもう一度話してみるつもりです。

実際にやってみた乗り換えの流れ

まずは試してみるところから始めた

楽天モバイルに乗り換えたきっかけは、当時実施されていた1年間無料のキャンペーンでした。対象のスマホ本体も1円で提供されていて、コストをかけずに試せるタイミングだったのです。

とはいえ、不安がなかったわけではありません。「速度が遅くなったら」「つながりにくい場所があったら」と気になっていたので、ドコモを解約せずに楽天モバイルを新規契約し、1年間、2つの回線を並行して使う期間を設けました。ちょうど仕事の都合で電話番号が2つあると便利な時期でもあったので、無料期間の間はそのまま契約を続けています。

この1年間で、職場・自宅・実家といった普段よく行く場所はもちろん、出張先の東京や大阪といった都心部、建物の中など、さまざまなパターンで通信状況を確認できました。

ほぼすべての生活シーンで試せたことになります。結果として、通信で困ることはほとんどありませんでした。

楽天LINK(楽天モバイル独自の通話アプリ)など多少覚える必要のある仕組みはありましたが、身構えるほどのものではなかったというのが実感です。

現在はデュアルSIMで運用

その後、ドコモの回線をLIBMO(ドコモ回線を使う格安SIM)にMNPし、今は楽天モバイルとLIBMOのデュアルSIMで使っています。LIBMOは株主優待とポイントでほぼ実費がかからない形で維持していて、楽天モバイルが万一つながりにくい場所での保険という位置づけです。

優待投資については別の記事で公開していきたいと思いますが、この組み合わせの詳しい経緯はまた機会があれば記事にしたいと思います。

スマホ通信費の支払いは、ほとんど楽天ポイントとTLCポイントで完結していて、現金を使う場面はほぼありません。

選ぶ前に比較検討したこと

楽天モバイルを選んだ理由は、キャンペーンだけではありません。楽天市場でのポイントが定期的に貯まっていたため、そのポイントを使える点も大きな決め手でした。

通信品質については、楽天がプラチナバンド(電波が届きやすい低い周波数帯)を獲得して以降、大きな不満は感じていません。建物の中などで通信状況が悪いと感じる場面も稀にありますが、デュアルSIMなのでもう一方の回線でカバーできています。

当時、楽天モバイルの前に候補として比較していたのが日本通信SIMでした。通信量が少ない月が多かった私にとっては、業界最安級の料金は魅力的でした。

それでも楽天モバイルを選んだのは、日常的に貯めていた楽天ポイントを通信費に還元できる仕組みが、自分の使い方と合っていたからです。もし今から選び直すとしても、大手の安心感を手放したくない気持ちが強ければ、ドコモ回線をそのまま使えるahamoも自分の選択肢に入れていたと思います。

実店舗で対応してもらえる安心感は、正直に言うと今でも少し惹かれます。ただ、その安心感のために月数千円多く払い続けるかと聞かれれば、私は「払わない」を選びました。スマホとして使えること自体は変わらないので、自分がどちらの安心を優先したいかで判断しています。

ちなみに妻は今もドコモを使い続けています。義理母の分と合わせて2人で月6,301円と、大手にしては低めの料金に収まっているのもあり、変える気配はありません。理屈だけでは説明がつかない部分もあるのだと、気長に構えています。

乗り換え前に確認しておきたい注意点

料金の安さだけで判断すると、思わぬところでつまずきます。私自身は事前にエリアと料金を確認してから乗り換えたため、大きな不満は出ませんでした。

乗り換え前に確認しておきたいポイントは次の通りです。

格安SIMの乗り換え前の確認ポイント
  • 生活圏で問題なく電波がつながるか
  • キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)を使っている場合、乗り換え後の扱い(有料での継続手続きが必要な場合あり)
  • MNP予約番号が必要か(MNPワンストップに対応する事業者も増えている)
  • SIMロックが解除されているか(対象端末の場合)
  • 今使っているスマホが乗り換え先でも使えるか
  • 契約中の不要なオプションが残っていないか
  • 家族割や光回線とのセット割がなくなる影響

不安が大きい場合は、私のように解約前に一定期間だけ二重契約して試すのも一つの方法です。費用はかかりますが、これらを事前に押さえておけば、失敗する可能性はかなり低くなります。

まとめ

  • 通信費は「不安」さえ解消できれば、大きなリスクなく下げられる固定費
  • 私の場合は大手キャリアからの乗り換えで、月平均10,000円が2,000円前後まで下がった
  • 二重契約でお試し期間を作ってから本乗り換えすれば、失敗のリスクを抑えられる

まずは、今の月額料金と1ヶ月あたりの通信量を確認するところから始めてみてください。『サイドFIREの生活費はいくら?子育て世帯が月35万円で暮らす設計』でも触れているように、固定費の見直しは資産形成のスピードに直結します。保険の見直しについては『保険は必要?見直しのポイント』として記事で取り上げる予定です。

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