- オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)の仕組みと特徴
- 4年9ヶ月で107%リターンを達成した実績
- なぜオルカン1本で安心できるのか
オルカンは47の国・約3,000銘柄に分散投資できる投資信託で、管理費0.1%の低コスト。過去70年のどの15年間を切り取っても投資リターンがプラスという実績があり、初心者が1本だけ買うなら最適な商品です。
「投資を始めたいけど、何を買えばいいかわからない」と悩んでいませんか?
結論から言えば、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)1本で十分です。
この記事では、実際に4年9ヶ月オルカンを運用して107%のリターンを達成した私の経験をもとに、オルカンの仕組みから選ぶべき理由まで解説します。
投資の知識がゼロでも、この記事を読めばオルカンを今日から始められます。
オルカンとは?基本をわかりやすく解説
オルカンの正式名称と仕組み
オルカンとは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の略称です。
日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資効果を目指す投資信託です。
具体的な投資先:
- 47の国と地域
- 約3,000銘柄の企業
つまり、オルカン1本で世界経済の成長を平均して享受できる投資になっています。
個別株のように「どの会社を買うか」「どの国が成長するか」を悩む必要はありません。
世界中の企業にまとめて投資できるのがオルカンです。
なぜ「全世界株式」が最強なのか
オルカンは世界中の企業に投資するため、特定の国や地域のリスクを分散できます。
例えば、アメリカ経済が停滞しても、アジアやヨーロッパの成長でカバーできるのです。
反対に、新興国が不調でも、先進国の安定した成長でリスクを吸収できます。
人類の成長に賭けて投資する。
これがオルカンの本質です。
人類全体が成長し続ける限り、オルカンの価値も上がり続けます。
オルカンは47カ国・約3,000銘柄に分散投資できる、世界経済そのものに投資する商品です。
私がオルカンで得た実績
きっかけはポイ活だった
私がオルカンを始めたのは2021年です。
当時、楽天証券でPOSAカードと楽天キャッシュを絡めて投資信託を購入すると楽天ポイントがもらえました。
いわゆるポイ活に惹かれて、入金部分については確実に市場より1%超のリターン(ポイント分)を得ることができると思って始めました。
正直なところ、最初は「インデックス投資で儲ける」という感覚ではありませんでした。
ポイントのおまけで資産形成ができればラッキー程度の気持ちでした。
そして購入銘柄は、当時はどちらが自分に合うか見極める意味も込めて、オルカンとS&P500どちらも購入していました。
4年9ヶ月で107.17%のリターン
実際に運用してみると、期待以上の結果でした。
2026年5月現在の成績(4年9ヶ月運用):
- オルカン: 107.17%のリターン
つまり、100万円が214万円以上になったということです。
オルカンは長期的には年平均7%の成長を期待できると言われますが、コロナ禍以降は年7%どころか、それ以上のパフォーマンスを叩き出しています。
なぜS&P500ではなくオルカンを選んだのか
現在、私はオルカンをメインに投資信託を積み立てています。
実は、私の投資実績ではトータルリターンを見ると、S&P500の方がオルカンを上回っています。
現在、世界経済の中心は米国です。
それでも、米国1強の時代が今後も続くかどうかはわかりません。
その他の世界経済の成長を取りこぼさないためにも、オルカンを選択しました。
どのような考え方が自分にしっくりくるか。
これは長期保有を継続する上でも結構重要な部分だと考えています。
パフォーマンスよりも考え方が重要だと感じています。
その考えを信じて長期保有し続けられることが重要なのですから。
S&P500で米国の成長に賭けるのも一つの選択です。
しかし私は、世界全体の成長に賭けることで、何があっても保有し続ける納得感を得られました。
オルカンの5つのメリット
メリット1: 圧倒的な分散効果
47の国と地域、約3,000銘柄に投資できます。
特定の国や企業が不調でも、他の成長でカバーできるのです。
世界への分散投資により、リスクを最小限に抑えられます。
個別株なら1社が倒産すれば資産はゼロになります。
しかしオルカンなら、一部の企業が倒産しても影響はほとんどありません。
メリット2: 驚異的な低コスト
管理費用(信託報酬)は約0.1%です。
これだけ分散をきかせたインデックスファンドでこのコストは驚異的な安さです。
100万円を運用しても、年間1,000円程度のコストしかかかりません。
長期投資では、この低コストが大きな差を生みます。
管理コストは安ければ安いほど良いですが、今のオルカンのコスト感には満足しています。
多くの投資家が購入しているため、スケールメリットでコストが下がっているのです。
メリット3: 手間が一切かからない
積立設定すると、本当に手間がかかりません。
私の場合、年1回の設定調整以外、何もしていません。
個別株のように毎日株価をチェックしたり、決算書を読んだりする必要はないのです。
仕事や家事、育児で忙しい人でも、同じ効果を得られます。
一度設定すれば、あとは自動で世界中の企業に投資し続けてくれます。
メリット4: 長期保有で負けない実績
15年以上保有した場合、過去70年のどの期間の15年を切り取っても投資リターンがプラスになっています。
つまり、15年以上保有すれば、過去のデータでは誰一人損していないということです。
未来が保証されるものではありませんが、この実績は判断材料になります。
長期的に人類は成長してきました。
そしてこれからも成長し続けるでしょう。
その成長に投資するのがオルカンです。
メリット5: 再現性が極めて高い
コストの低さ、リスク分散の優秀さ、長期保有時のパフォーマンスの実績。
これらによる再現性の高さを理解してほしいです。
言い換えると、過去の結果では投資期間を長く取ると、誰一人損しない結果になっていたということです。
特別な知識やスキルは不要です。
投資の才能も必要ありません。
誰がやっても同じ効果が得られる。
これがオルカン最大の魅力です。
オルカンは分散・低コスト・手間なし・実績・再現性の5つが揃った最強商品です。
オルカンのデメリットと注意点
デメリット1: 短期で大きく儲けることはできない
オルカンは世界経済成長の平均を目指すため、短期で大きなリターンは期待できません。
個別株のように「1年で2倍」といった爆発的な成長はありません。
テンバガー(10倍株)を狙うような投資には向いていません。
長期投資が前提の商品です。
最低でも10年、できれば15年以上の保有を前提に考えてください。
デメリット2: 暴落時は確実に下がる
世界経済全体に投資しているため、世界的な暴落時は確実に資産が減ります。
私もコロナショック、令和のブラックマンデー、トランプショックの暴落時には不安になりました。
「このまま右肩下がりに資産が減っていけばどうしよう」「今売ると傷が浅いのでは?」と考えてしまいます。
みんな資産を増やすために投資しているのです。
意に反して株価が下がった場合は、平常心ではいられません。
しかし、ここで売ってしまうと損失が確定し、その後の回復の恩恵を受けられません。
事実として、過去の暴落はすべて回復しています。
デメリット3: 毎年安定して7%増えるわけではない
年平均7%で成長するといっても、毎年7%ずつ成長するわけではありません。
20%上がる年もあれば、30%下がる年もあります。
このような値動きをするというインデックス投資の性質を理解しておくことが重要です。
これがわかっていないと、暴落も想定外になってしまいます。
長期で見れば右肩上がりですが、短期では上下を繰り返すのです。
インデックス投資の歴史と値動きの性質を理解し、長期保有の覚悟を持つことです。過去の暴落の歴史を学び、「暴落は買い場」だと捉えられるようになれば、不安は少なくなります。
オルカン1本で本当に大丈夫?
世界経済の成長を享受できる
オルカンは47の国と地域、約3,000銘柄で構成されています。
これ1本で世界経済の成長を享受できる投資になっているのです。
特定の国や企業に依存しないため、リスク分散が完璧です。
「アメリカが強い」「中国が成長する」「日本株が割安」といった予測は不要です。
どの国が成長しても、オルカンならその成長を取り込めます。
人類の成長に賭けている安心感
米国や一定のセクターを選んでの投資ではなく、世界経済の全てに投資し人類の成長に賭けている投資です。
このため、何があっても保有し続ける意思を持って投資できます。
人類は明るい未来にするため日々進歩しています。
この成長に投資しているため、一時期な暴落があったとしても将来的には成長すると信じることができます。
この安心感、納得感がオルカンを選んで正解だと思う点です。
S&P500のように特定の国に賭ける投資も魅力的です。
しかし、「もし米国が衰退したら」という不安が常につきまといます。
オルカンなら、そのような不安から解放されます。
過去のデータが示す確実性
15年以上保有した場合、過去70年のどの期間の15年を切り取っても投資リターンがプラスになっています。
これは、長期保有すれば高い確率で資産が増えることを示しています。
未来は保証できませんが、この実績は大きな安心材料です。
これまで世界経済は成長し続けてきました。
そしてこれからも成長し続けるでしょう。
オルカンは、その成長に賭ける最もシンプルで確実な方法なのです。
オルカンの始め方(3ステップ)
ステップ1: 証券口座を開設する
楽天証券かSBI証券がおすすめです。
私は楽天証券で始めましたが、現在はSBI証券の新NISAで積立枠満額を投資しています。
どちらでも問題ありません。
使い勝手も良く、購入できる銘柄の幅も広いので、証券会社選びで結果が変わることはありません。
新NISAを活用すれば、年間360万円まで非課税で投資できます。
詳しくは『新NISAとは?初心者が絶対に知るべきポイントまとめ』で解説しています。
ステップ2: 積立設定をする
最初に積立設定をすれば、あとは完全自動です。
私の場合、新NISAで積立枠満額(月10万円)を設定しています。
5年間は満額積立を継続する予定です。
クレジットカード決済を設定すれば、ポイントも貯まります。
年1回の設定調整以外、何もすることがありません。
一度設定すれば、毎月自動で買い付けが行われます。
ステップ3: オルカンを選ぶ
証券会社の検索窓で「eMAXIS Slim 全世界株式」または「オルカン」と検索すれば見つかります。
間違えないように、正式名称を確認してから購入しましょう。
類似商品もありますが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が正式名称です。
管理費用が0.1%程度であることも確認してください。
投資初心者が最短ルートで資産形成を始める方法は『投資初心者は何から始めるべきか?最短ルートを解説』で詳しく解説しています。
よくある質問
Q1: オルカンとS&P500、どちらを選ぶべきですか?
A: 初心者にはオルカンをおすすめします。
私は両方を試しましたが、オルカンの方が世界の成長を取りこぼさないため安心感があります。
S&P500はリターンが高い傾向にありますが、米国経済に依存するリスクがあります。
どちらの考え方が自分にしっくりくるかが重要です。
米国の成長に賭けたいならS&P500、世界全体の成長に賭けたいならオルカンです。
Q2: オルカン1本だけで本当に大丈夫ですか?
A: 大丈夫です。
47の国・約3,000銘柄に分散投資できるため、これ以上の分散は不要です。
むしろ複数の商品を買うと管理が煩雑になり、コストも増えます。
オルカン1本でシンプルに資産形成することをおすすめします。
Q3: いくらから始められますか?
A: 証券会社によりますが、100円から積立可能です。
私は最初から月数万円を積み立てていましたが、少額から始めても問題ありません。
まずは月1万円から始めて、慣れてきたら金額を増やすのも良いでしょう。
大切なのは、金額よりも継続することです。
Q4: オルカンの構成比率はどうなっていますか?
A: オルカンの約60%は米国株です。
次いで日本、イギリス、フランス、カナダなどが続きます。
実はオルカンの中身の半分以上は米国株で構成されているため、米国経済の影響を大きく受けます。
それでも47カ国に分散しているため、米国1強が終わった時のリスクヘッジになります。
そして、米国の経済が衰退すれば構成比率も下がっていきます。
世界の経済規模に応じて自動的に配分が調整されるのもメリットです。
Q5: 暴落時はどうすればいいですか?
A: 何もせず保有し続けることです。
私もコロナショックや令和のブラックマンデーで不安になりましたが、売らずに保有を続けました。
過去の暴落の歴史を勉強すると、「将来に向けての上昇余地が増えている買い場」だと捉えられるようになります。
インデックス投資の歴史を把握することで、ホールドし続ける不安を払拭できます。
暴落は資産を増やすチャンスだと考えましょう。
Q6: いつまで保有すればいいですか?
A: 最低でも15年、できれば20年以上の保有を推奨します。
過去70年のデータでは、15年以上保有すればどの期間を切り取ってもプラスのリターンになっています。
私の場合、教育資金や老後資金として明確な目的を持って投資しているため、長期保有のモチベーションを維持できています。
目的を明確にすることが、長期保有を続けるコツです。
「いつ使うお金なのか」を決めてから投資を始めましょう。
まとめ
- オルカンとは: 47カ国・約3,000銘柄に分散投資できる全世界株式インデックス
- 実績: 4年9ヶ月で107.17%のリターンを達成
- メリット: 分散・低コスト・手間なし・実績・再現性の5つが揃っている
- 1本で大丈夫な理由: 世界経済の成長を享受でき、人類の成長に賭けている安心感
- 始め方: 証券口座を開設し、積立設定をすれば完全自動で運用できる
- 長期保有: 15年以上保有すれば、過去のデータでは100%プラスのリターン
まずは証券口座を開設し、月1万円からでもオルカンの積立を始めてみましょう。長期保有すれば、過去のデータから高い確率で資産が増えることが期待できます。13年間の投資経験で資産9000万円を達成した具体的な戦略は『13年で資産9000万円達成|リアルな資産推移と再現性ある投資戦略』で公開しています。
