オルカン vs S&P500|どっちを選ぶべきか結論

投資・資産運用
この記事でわかること
  • オルカンとS&P500を4年9ヶ月両方運用した実績比較
  • リターンの差17%をどう考えるべきか
  • あなたに合った選び方の5つの判断基準
結論

オルカンもS&P500もどちらも正解です。
重要なのはリターンではなく、どちらの考え方に納得感があるか。
世界経済の成長を取りこぼさないオルカンか、米国経済の牽引を期待するS&P500か。
自分が長期保有し続けられる方を選びましょう。


「オルカンとS&P500、どっちを買えばいいの?」と迷っていませんか?

結論から言えば、どちらも正解です。重要なのは、どちらの考え方に納得感があるかです。

この記事では、実際に両方を4年9ヶ月運用した私の経験をもとに、リターンの差、向いている人の違い、後悔しない選び方まで解説します。

投資の知識がゼロでも、この記事を読めば自分に合った選択ができます。


両方を4年9ヶ月運用した実績

なぜ両方を買ったのか

私がオルカンとS&P500の両方を購入しようと思ったのは、2021年8月です。

過去の成績は調べればわかります。

しかし、両方購入して実際にどのような増え方をするのか、保有中の考え方がどう変わるか、自分自身で体験してみたかったのです。

自分なりの納得するための答えを見つけるために、両方試すことが必要だったと思っています。

結果として、この判断は正しかったと感じています。

データを見るだけでは分からない、実際に保有することで初めて分かる感覚があるからです。

4年9ヶ月の運用実績

現在の成績(4年9ヶ月運用):差額約17%

種類トータルリターン
S&P 500129.24%
オルカン111.79%

つまり、100万円がS&P500なら229万円以上、オルカンなら211万円以上になったということです。

S&P500の方が約17%良いパフォーマンスを出しています。

この数字だけ見れば、「S&P500を選ぶべきだった」と思うかもしれません。

しかし、話はそう単純ではありません。

考え方の変化

最初は、S&P500の方が近年のリターンも良く優秀だと考えていました。

現代社会は米国が世界を牽引しているのも事実ですし、パフォーマンスを上げるためにも米国投資は効率的だと感じました。

しかし、運用を続けるうちに考え方が変わりました。

グローバル化が進む現在では、今後の世界経済の牽引者が誰になるかは誰にもわからないと感じるようになったのです。

今までのような米国1強時代ではないのではないかと。

なぜS&P500ではなくオルカンを選んだのか

現在、私はオルカンをメインに投資しています。

不思議に思うかもしれません。

パフォーマンス的にはS&P500の方が現段階でも上です。

しかし、今後もそれが続くとは限りません。

オルカンの方が大きく劣後する状況でもないと思っています。

より高いリターンを取りに行くというより、リスクを抑えて世界経済の成長による恩恵を取りに行くという考えです。

この方が自分の選択に納得感があり、心の平穏が保てます。

これが、私がオルカンを選んだ最大の理由です。

投資は数字だけではありません。

自分が心地よく長期保有できるかどうかが、最も重要なのです。


リターンの差17%をどう考えるか

17%は大きな差なのか?

S&P500とオルカンで約17%の差がありました。

この差を大きいと感じるか、小さいと感じるかは人それぞれです。

私自身は、17%の差は大きな差だとは思いません。

米国1強に賭け、その分地域分散を避けてリスクを取っている分のリターンとしての17%だと感じています。

オルカンではパフォーマンスは落ちますが、その分、リバランスも含めて安心して長期保有できる納得感に価値を感じている状況です。

結果的に差は出ましたが、S&P500に投資しておけば良かったと後悔するほどの差ではないと感じています。

リスクとリターンのトレードオフ

投資には「リスクとリターンのトレードオフ」があります。

高いリターンを狙えば、その分リスクも高くなります。

S&P500の17%高いリターンは、米国に集中投資するリスクを取った結果です。

オルカンの17%低いリターンは、世界全体に分散してリスクを軽減した結果です。

どちらが良いかは、あなたがどちらのリスクを受け入れられるかによります。

今後も同じ差が続くのか?

過去4年9ヶ月ではS&P500が上回りました。

しかし、今後も同じ傾向が続くとは限りません。

未来は誰にもわからないのです。

もし米国経済が衰退し、中国やインドが台頭したら、オルカンの方が有利になるかもしれません。

逆に、米国1強が続けば、S&P500の方が有利な状況が続くでしょう。

どちらになるかは、誰にも予測できません。

だからこそ、リターンではなく考え方で選ぶことが重要なのです。


オルカン vs S&P500の違い

構成の違い

オルカン(全世界株式)
  • 47の国・約2,700銘柄
  • 米国株の比率:約60%
  • 自動リバランス機能あり
S&P500(米国株式)
  • 米国の500社
  • 米国時価総額の約83%
  • 米国に100%集中

オルカンにも約60%は米国株が入っています。

このため、現在の世界経済では、オルカンもS&P500も米国経済の影響を大きく受けます。

両者の違いは、残りの40%をどう扱うかです。

リスクとリターンの違い

S&P500:

  • より高いリターンを狙える
  • 米国に集中するリスク
  • 米国経済の動向に注目する必要がある

オルカン:

  • リターンはやや劣る
  • 世界全体に分散してリスクを軽減
  • 放置しても自動でリバランス

S&P500は、米国経済の成長に全額を賭けるイメージです。

オルカンは、世界経済全体の成長に賭けるイメージです。

暴落時の違い

最近の暴落は世界同時株安の動きが多く、どちらでも暴落する時は暴落します。

そのため、暴落時の心理的な違いは特にありません。

米国株が暴落すれば世界中が暴落しますし、その他の地域で局地的な暴落があっても影響は小さいです。

このことから、暴落時の不安(株価の動きも)に大差はないと思います。

私自身、コロナショックや令和のブラックマンデーを経験しましたが、オルカンとS&P500で心理的な違いは感じませんでした。


どっちを選ぶべきか?5つの判断基準

判断基準1: 何を重視するか

リターン重視 → S&P500
安心感重視 → オルカン

より高いリターンを追求したいなら、S&P500です。

リスクを抑えて世界経済の成長を取り込みたいなら、オルカンです。

あなたは、リターンと安心感のどちらを優先しますか?

判断基準2: 米国経済をどう見るか

米国1強が続くと信じる → S&P500
世界の主役が変わるかも → オルカン

今後も米国経済の牽引を期待し、より高いパフォーマンスを取りにいくならS&P500です。

世界経済の主役が誰になろうとも経済成長の恩恵をいただくならオルカンです。

あなたは、今後の世界経済をどう予測しますか?

判断基準3: 投資にどれだけ関心を持つか

経済ニュースに興味がある → S&P500
放置したい → オルカン

S&P500は米国内の企業に分散投資している性質上、米国の経済ニュースにはある程度興味を持って見ておく必要があります。

特に米国経済が衰退し、世界経済の牽引役から陥落した際には、次の投資先を探す必要があるかもしれません。

今の世界情勢で近年にそんな未来が来る可能性は低そうですが、可能性はあります。

未来は誰にもわからないのですから。

オルカンはバランスよくできていますし、これからもリバランスを続けるので、淡々と投資し、保有し続けられる人に向いています。

放置しておくくらいでいいかもしれません。

あなたは、投資にどれだけ時間を使いたいですか?

判断基準4: 自分の性格

リスクを取れる性格 → S&P500
安定志向 → オルカン

米国1強に賭けるリスクを取れるなら、S&P500です。

世界全体に分散して安定を求めるなら、オルカンです。

自分の性格を冷静に見つめてみてください。

リスクを取ることに興奮を感じますか?

それとも、安定していることに安心を感じますか?

判断基準5: 長期保有できるか

この考え方なら長期保有できる → その銘柄を選ぶ

最も重要な判断基準は、これです。

自分がどのような予測を持ち投資するか、どのような考えなら納得感を持って投資できるか。

投資はリスクがあります。

後悔しないように自分で判断しなければなりません。

そして、インデックス投資は長期で持てば負けないという過去のデータがあります。

このことから、どのような銘柄をどのような考えで購入すると保有し続けられるか、このことを考えて投信を選択すると良いと思います。

私は長期保有の納得感からオルカンをインデックスの主な投資先に選びました。

あなたが長期保有できる納得感を得られるのは、どちらですか?


初心者はどっちを選ぶべきか

迷うならオルカン

初心者なら、オルカンを推奨します。

理由は以下の通りです:

1. 世界全体に分散:リスクを減らすことができる

47の国・約2,700銘柄に分散投資できます。

特定の国や地域のリスクを最小限に抑えられます。

2. 自動リバランス:何もしなくても最適化される

世界の経済状況に応じて、自動的に投資配分が調整されます。

あなたが何もしなくても、常に世界経済の成長を取り込めます。

3. 放置できる:経済ニュースを追う必要がない

米国経済の動向を気にする必要がありません。

年に1回、積立設定を確認するだけで十分です。

4. 心の平穏:米国衰退の不安から解放される

「もし米国が衰退したら」という不安を持たずに投資できます。

これが、長期保有において最も重要です。

パフォーマンスを追求するならS&P500

少しでも多くパフォーマンスを追求したい、そのためにリスクを取るのもやぶさかではないという場合は、S&P500もお勧めします。

しかし、どちらも悪銘柄ではありません。

インデックス投資に何を求めるか、自分の戦略はどういった考え方かによって、推奨することは変わります。

世界経済の成長を取りこぼさないオルカンか。

米国経済の牽引を期待するS&P500か。

あなたは、どちらに納得感を持てますか?


両方買うのはどうか?

あまり意味はない

「オルカン70%、S&P500 30%」のように両方買うことについては、あまり意味はないと思います。

その理由は、オルカンにも約60%は米国株が入っているからです。

両方買うということは、より米国寄りのオルカンを自分でアレンジしているだけです。

比較検討のためなら意味はある

私のようにオルカンとS&P500を比較して、自分で納得するために保有するというのであれば一定の意味はあります。

しかし、投資リターンに寄与するというよりは、マインド的に比較検討のデータを確認する意味が強いと思います。

オルカンとS&P500の特性を理解してどちらかを選べば、大きな問題はないと思います。

どちらか一方に絞る

投資は、シンプルな方が良いです。

複雑にすると、管理が大変になります。

オルカンかS&P500か、どちらか一方に絞ることをおすすめします。


結論:どちらも正解

パフォーマンスで選ばない

オルカンとS&P500、どちらを選ぶべきか。

答えは、「どちらも正解」です。

重要なのは、リターンではありません。

どちらの考え方に納得感があるかです。

自分がどのような予測を持ち投資するか、どのような考えなら納得感を持って投資できるか。

投資はリスクがあります。

後悔しないように自分で判断しなければなりません。

数字だけを見て判断すると、暴落時に耐えられなくなります。

長期保有できる方を選ぶ

インデックス投資は長期で持てば負けないという過去のデータがあります。

このことから、どのような銘柄をどのような考えで購入すると保有し続けられるかを考えて投信を選択すると良いと思います。

世界経済の成長を取りこぼさないオルカンか。

米国経済の牽引を期待するS&P500か。

あなたが長期保有し続けられる方を選びましょう。

それが、投資で成功する近道になるのです。

私からの最後のアドバイス

4年9ヶ月、両方を保有してきた私からのアドバイスです。

リターンの差に惑わされないでください。

17%の差は、大きくありません。

それよりも、自分が納得して長期保有できるかどうかが重要です。

オルカンを選んでも、S&P500を選んでも、どちらも間違いではありません。

大切なのは、あなたが選んだ理由に納得できるかどうかです。

納得できる選択をして、長期保有を続けてください。

それが、資産形成の成功への道です。


まとめ

  • 両方の実績: S&P500は129.24%、オルカンは111.79%(差額約17%)
  • 17%の差: 大きな差ではない。地域分散を避けてリスクを取った分のリターン
  • 選び方の5つの基準: リターン重視か安心感重視か、米国経済の見方、投資への関心度、自分の性格、長期保有できるか
  • 初心者: 迷うならオルカン。世界全体に分散でリスクが低い
  • 両方買う: あまり意味はない。オルカンに60%米国株が入っている
  • 結論: どちらも正解。長期保有できる納得感がある方を選ぶ
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オルカンとS&P500、どちらの考え方に納得感がありますか?自分が長期保有し続けられる方を選びましょう。

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