FIRE後の1日|理想と現実を、今の平日と並べて考えてみた

価値観・FIRE思考

FIRE後の平日は、何をして過ごすのか。退職を5か月後に控えた40代公務員の私も、ずっと気になっていたことです。

今の平日のスケジュールと退職後の予定を並べると、変わるのは日中の約8時間でした。保育園に通う娘の生活リズムは、登園が1時間遅くなる以外は今のまま続ける予定です。

この記事では、2つのスケジュールの違いと、増えた時間で生活を崩さないために決めていることをまとめています。私はまだFIRE前なので、退職後の1日はすべて予定として読んでください。

この記事でわかること
  • 今の平日と、退職後に予定している1日の違い
  • 時間が増えても生活を崩さないために決めていること
  • 退職前に有給1日でできる予行演習

今の平日は、自由時間が約2時間

ここでいうFIREは、仕事を完全にやめるのではなく、資産からの収入と少しの労働収入を組み合わせるサイドFIREです。フルFIREとの違いは「サイドFIREとは?フルFIREとの違いと現実」で解説しています。

5時起床から22時半就寝まで

時刻今の平日
5:00起床
6:00朝食の準備
6:30朝食
7:30娘を保育園へ送り、そのまま出勤
8:30〜18:00勤務
19:00夕食
19:30娘とお風呂、寝かしつけまで遊び相手
21:00寝かしつけ
22:30就寝

平日は、朝食の準備が私、夕食の準備が妻の担当です。勤務時間を除くと、1日のほとんどが家族の予定で埋まっています。

自由に使えるのは早朝と夜だけ

起床から朝食の準備までの1時間と、娘が寝てから就寝までの約1時間。合わせて約2時間です。

主な使い道は、ブログの執筆と保有株の企業分析です。最近は、退職前後に予定している中古住宅の購入とリフォームの情報収集にも使っています。

娘が生まれる前と比べると、自分の時間は減りました。それでも不満は少ないです。減った分が、そのまま娘と過ごす時間に変わったからです。

きついのは朝の登園、楽しいのは夜の時間

一番きついのは朝の保育園の送りです。娘がぐずって時間がかかると、そのまま出勤時刻に響きます。

夜のお風呂から寝かしつけまでは、疲れていてもやり切ると決めています。手間はかかりますが、娘と遊べる時間でもあります。1日の中で好きな時間の一つです。

退職後に予定している1日

今の平日と並べてみた

項目今の平日退職後(予定)
朝食の準備6:006:30
朝食6:307:00
保育園の送り7:30(そのまま出勤)8:30
日中勤務(8:30〜18:00)夫婦の自由時間
保育園のお迎え妻17:00(担当は未定)
夕食・お風呂・寝かしつけ19:00〜21:00今と同じ

娘の登園は8時半になり、今より1時間遅くなります。娘の生活リズムで変えるのはこの1点だけで、夕食、お風呂、寝かしつけの時刻は今と同じにする予定です。

お迎えの担当は決めていません。行ける方か、朝に娘が「来てほしい」と言った方が行くつもりです。

夕食の準備も未定です。今は退勤時刻の早い妻が担当していますが、退職後は2人とも家にいます。今までどおり妻だけが作る形にはならないと思うので、新しい生活スタイルの中で私たちに合う形を探していきます。

増える時間、なくなるもの、変わらないもの

増える時間は、登園後からお迎えまでの約8時間。昼食の準備を除けば、夫婦で自由に使える時間です。今の約2時間と比べると、4倍ほどになります。

使い道は、運動、DIY、ブログ。必要に応じて仕事にも充てます。夫婦それぞれが、ひとりの趣味に使う時間があってもいいと考えています。

なくなるのは、職場のことを考えながら過ごす時間です。今は仕事のことが頭から離れないのが当たり前ですが、退職後はその必要がなくなります。ストレスは大きく減ると見ています。

変わらないのは、娘の食事、お風呂、寝かしつけ。今も最優先にしている時間で、退職後も同じ位置に置きます。

増えた時間で、夫婦の時間と新しい挑戦を

今のスケジュールには、夫婦2人だけで過ごす枠がありません。退職後は、2人でゆっくりご飯を食べたり、カフェで過ごしたりする時間を作りたいと思っています。

新しいことにも挑戦するつもりです。ひとりで始めてもいいし、夫婦で試してもいい。2人とも楽しければ続け、片方にしか合わなければその人だけが続ければいい、と考えています。

挑戦した先で知り合った人たちと、家でも職場でもない居場所(サードプレイス)ができたら理想です。やりたいことの中身は「FIRE後にやりたいことをすべて書き出してみた|退職5か月前の40代の現在地」にまとめています。

理想どおりにいかない可能性がある3つのこと

時間が増えるほど、睡眠を削りたくなる

自由な時間があると、やりたいことを詰め込みたくなります。今の約2時間でも、それで失敗したことがあります。

ブログを始めた5月ごろ、夜の自由時間に書き始めて、気づけば深夜2時になっていた日がありました。翌朝は6時半に朝食を取る必要があり、睡眠は4時間ほど。

その日は1日中、眠気とだるさが抜けませんでした。夜更かしで進めた作業より、翌日の効率の落ち方の方が大きく、差し引きでは損をしていました。

普段の睡眠は、22時半から5時までの約6時間半です。この経験から、睡眠時間を確保できる生活リズムを優先しています。退職後も、この考え方は変えません。

目標がないと、毎日がダラダラ流れそう

退職後の1日を考えて、一番気をつけたいと思った点です。予定のない日が続けば、時間が増えた分だけダラダラ過ごす日も増えるかもしれません。

対策として、今も続けている目標の立て方を退職後も続けます。

  • 年初に「今年やりたいこと・達成したいこと100選」を書き出す
  • 月初に、その月にやりたいことを数個〜10個書き出す
  • 月末と年末に振り返り、翌月・翌年の目標に反映する

たとえば今年の100選に入れたのは、水族館に行く、桜を見に行く、家族の誕生日をみんなで祝う、といった項目です。ブログを週2回更新し続ける、という目標もあります。全部は達成できません。だから振り返りが欠かせず、月の目標でできなかったものは翌月に回したり、内容を変えたりしています。

退職後も、年と月の目標設定と振り返りは続けます。自由な時間が増える分、月の目標は自然と増えそうですが、数はまだ決めていません。

来年の100選の候補は、東京ディズニーリゾートと、沖縄か北海道への旅行。娘に海水浴を体験させることも入れたいです。購入した住宅のリフォームを完成させることも、大きな目標になりそうです。

日中の約8時間の配分も、目標に合わせて考えます。娘が小さいうちは、趣味や家族の時間を多めにする予定です。小学校、中学校と成長するにつれて、仕事に充てる時間を増やしていく想定です。

娘と過ごせる今の時間は、あとから取り戻せません。だから今のうちは楽しむ時間を優先します。

もう一つ変えたいのは、目標の立て方です。今は私が個人で書き出していますが、退職後は妻とあれこれ言い合いながら、家族の目標として決めたいと思っています。2人で積み上げていく方が、人生を一緒に楽しめると考えています。

家事の分担が、生活の変化に合わなくなりそう

今の家事の分担は、話し合って決めたものではありません。生活の中で、自然と決まっていきました。

  • 妻:掃除、買い物、ゴミ出し、保育園の準備、夕食の準備
  • 私:洗濯、娘の身支度、朝食の準備

ゴミ出しが妻なのは、私より先に出勤するので、そのついでに出していくからです。掃除も、どちらかが休みの日はその人がやります。今の分担は、2人の出勤時刻や休みに合わせてできた形です。

退職後は2人とも出勤がなくなり、この前提が変わります。昼食の準備も毎日加わります。今の形のままでは、家事がどちらかに寄るかもしれません。

ただ、大きく偏ることはないと考えています。娘が生まれるとき、夫婦のどちらも一通りの家事ができるようにしようと決めていたからです。2人とも家にいる日は、気づいた方が動くか、「これをするから、あれをお願い」と話しながら進めています。

食事を作る気分になれない日は、「外食する?」と話して食べに行くこともあります。嫌々やるくらいなら、その日はその家事をやめる。ストレスをためないための我が家のやり方です。昼食の負担が重くなれば、外食ランチの日を決めておくのも楽しみの一つになりそうです。

退職後に向けて、家事の分担は夫婦で話し合うつもりです。誰が何をするかまで固定するかどうかは、まだ未定です。

今の分担が自然に決まったように、我が家は担当を固定するより、その日やりたい方がやる形の方が性に合っている気がします。

だから退職後も、最初に分担を決めてしまうより、2人で暮らしながら試していくつもりです。どの家事をどちらがやると無理がないかは、実際にやってみないと分からないと思うからです。

外せない条件は一つだけ。どちらも義務感ややらされ感を持たずに済む仕組みにすることです。

ここに挙げた不安が、退職が近づいたときにどう変わっているか。後日公開予定の「FIRE退職まであと3ヶ月|今の本音と最終決断」でまとめる予定です。

退職前にできる予行演習

ステップ1:今の平日を時刻つきで書き出す

まずは、今の平日の起床から就寝までを、紙かスマホに時刻つきで書き出してみましょう。1時間単位くらいの粗さで十分です。出勤、家事、子どもの世話のように、やることが決まっている時間と、自分で使い道を選べる時間を分けて書いておきます。

書き出すと、自分で使い道を選べる時間が1日に何時間あるのか、数字で分かります。退職後に増える時間を考えるときも、この数字が比べる基準になります。

私の場合、退職後に増える時間と並べてみたら、その時間を何に使おうか考えること自体が楽しみになりました。

ステップ2:有給を1日取って、退職後の平日を試す

一番手軽な予行演習は、平日に有給を1日取ることです。家族はいつもどおり仕事と保育園に行き、自分だけが家にいる日を作ります。

妻が出勤している日に有給を取ったとき、試しにこんな1日を過ごしてみました。朝食を食べて娘を保育園に送り、午前はブログと情報収集。昼食を作って食べ、午後はブログと映画。夕食の支度をしてお迎えに行き、帰ってからはお風呂、夕食、寝かしつけ。

振り返ると、退職後の予定とほぼ同じ流れでした。次は「FIRE後の平日」と決めて有給を取り、どんな感覚になるかを確かめてみるつもりです。育休中は娘が乳児で手がかかり、過ごし方がまったく違いました。比べる材料にするなら、有給の日の方が向いています。

ステップ3:家事の分担を書き出してみる

退職すると、家事の分担の前提が変わります。出勤時刻や休みに合わせて自然に決まった分担は、出勤がなくなると、その家事を担当する理由がなくなるからです。

その変化に先に気づくために、今の家事を誰が担当しているか書き出してみましょう。掃除、洗濯、買い物、ゴミ出し、保育園の準備のように細かく分けると、どちらに寄っているかが見えてきます。

出勤がなくなると担当する理由がなくなる家事は、我が家ならゴミ出しです。こうした家事が分かっていれば、分担を決めきらなくても、夫婦で話し合うときの出発点になります。

ステップ4:今月やりたいことを書き出す

退職後の時間の使い方を考える練習として、手軽なのが月単位の目標です。1年分の100個は手が止まっても、今月やりたいことなら数個は思い浮かぶはずです。

書くのは、月末に「できた・できなかった」がはっきり分かることにしておきます。私の今月の目標は、歯医者の定期検診に行く、娘の運動会を夫婦で見に行く、図書館で本を借りる、などでした。図書館では、娘の絵本と大人用の本を両方借ります。

今月はすべて達成できました。運動会は夫婦そろって見に行けて、満足できました。図書館で本を借りることは、娘の習慣づくりにもよい影響がありそうです。

大きな目標でなくても構いません。月末に見返して、できなかったものは翌月に回すか、内容を変えれば十分です。

まとめ

  • 退職後に変わるのは日中の約8時間。娘の生活リズムは、登園時刻以外は変えない予定
  • 時間が増えても崩さないために、睡眠時間を守り、年と月の目標を立てて振り返る
  • 家事の分担は、決めきるより暮らしながら合う形を探す
  • 予行演習は、有給1日から始められる

まずは今月の予定を見て、有給を取る日を1日決めてみてください。その日を「FIRE後の平日」として過ごすと、自分にとっての理想と現実の差が見えてきます。

退職1年前からの準備の全体像は、近日公開予定の「サイドFIRE実行準備ガイド|退職1年前からやることロードマップ」でまとめる予定です。

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