「資産9000万円あれば、FIREできるのか?」 「子育てしながらでもサイドFIREは現実的?」
資産9000万円で完全FIREは難しい。けれどもサイドFIREなら十分に現実的——これが本記事の結論です。
私は40代の公務員で、妻と3歳の子どもの3人家族です。給与は公務員の水準どおりで、特別な高収入ではありません。それでも共働きと投資を続け、世帯の金融資産は約9000万円になりました。
本記事では、
- 資産9000万円でできる生活レベル
- サイドFIREが現実的な理由
- 子育て家庭におけるFIRE戦略
を、実体験の数字をもとに解説します。「自分もFIREを目指せるのか」と悩んでいる方の、現実的な判断材料になるはずです。
資産9000万円でサイドFIREは可能?
「子育て家庭でもFIREは可能か?」を検証する
このブログのテーマはシンプルです。
「子育て家庭でもFIREは現実的に可能なのか?」
FIRE(経済的自立・早期リタイア)は近年注目されています。基本的な考え方は「FIREとは?初心者でもわかる完全ガイド【2026年最新版】」で整理していますが、発信者の多くは高収入のITエンジニア、外資系、独身というケースです。
子どもがいる。収入は平均的。住宅購入も考えている。そんな家庭には条件が違いすぎる、と感じた方も多いのではないでしょうか。
私も同じ立場です。だからこのブログでは、子育て中の公務員という条件でFIREを検証していきます。
40代公務員のリアルな資産状況
まずは私の現在の状況です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 40代 |
| 職業 | 公務員 |
| 家族 | 妻(会社員)・子ども(3歳) |
| 金融資産 | 約9000万円 |
| 投資歴 | 13年(2013年〜) |
| 住まい | 賃貸(住宅購入を検討中) |
給与は公務員の水準どおりです。妻は私と同じくらいの給与水準の会社員で、今は時短勤務のため収入が少し減っています。
世帯収入を保てた秘訣は、高収入ではありません。ダブルインカム(共働き)を続けてこられたことです。
資産の推移も公開します。投資を始めたのは2013年。記録が残る2014年時点の世帯資産は約1600万円でした。2022年に5000万円を超え、2026年には約9000万円。12年で約5.4倍になりました。
順調に増え続けたわけではありません。2020年のコロナショックでは、世帯資産が前年より約400万円減りました。増え続ける前提で計画を立てる危うさを、数字で突きつけられた年です。
年ごとの詳しい推移と投資戦略は「13年で資産9000万円達成|リアルな資産推移と再現性ある投資戦略」で公開しています。
なぜ子育て中にFIREを目指すのか
お金よりも「時間」を大切にしたい
決意のきっかけは、子どもが熱を出した日のことです。
熱があると保育園には行けません。夫婦のどちらが仕事を休むかを調整し、休む側は職場にも頭を下げる。調整がつかなければ実家に預けますが、子どもが嫌がって泣くこともあります。
一番つらいのは子どものはずです。それなのに、真っ先に考えているのは職場との調整でした。
子育てにも仕事にも、中途半端にしか関われていない。そう感じたとき、この状況を変えたいと思いました。
子どもはあっという間に成長します。保育園、小学校、中学校。親と一緒に過ごしてくれる時間は限られています。
今しかない時間を子どもファーストで過ごすために、私はサイドFIREを目指すことにしました。
資産9000万円でFIREは可能なのか
完全FIREは難しいがサイドFIREなら現実的
完全FIREが難しい理由は、生活費との差額にあります。
FIREの目安としてよく使われるのが4%ルールです。資産の4%以内で生活すれば、資産は長期的に維持できるという考え方です。4%ルールの詳細と限界は「FIREに必要な資産はいくら?4%ルールは古い|年金込みで再計算」で解説しています。
資産9000万円の場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 資産 | 9000万円 |
| 4%ルールで使える生活費 | 年間360万円 |
年間360万円は、月にすると30万円です。
一方、わが家の生活費は月45万円、年間約540万円でした(2025年実績)。年180万円、月にして15万円足りません。
旅行や車を含めた今の暮らしを維持したまま完全FIREするのは、数字の上で現実的ではないのです。
サイドFIREという選択
そこで現実的になるのがサイドFIREです。
サイドFIREとは、資産収入に少しの労働収入を組み合わせて生活するスタイルです。フルFIREとの違いは「サイドFIREとは?フルFIREとの違いと現実を解説」にまとめています。
わが家の場合、埋めるべき差額は月15万円。フルタイムで働き続けなくても、この不足分を補う程度の収入があれば生活は成り立つ計算です。
- 生活費の不足分だけ働けばいい
- 労働時間を減らせる
- 家族との時間を増やせる
完全リタイアではなく、自由度の高い働き方。これが子育て家庭の現実解だと考えています。
子育て世帯ならではの具体的な進め方は「子育て世帯のFIRE戦略|資産9000万円のリアルと達成ロードマップ」で詳しく解説しています。
このブログで発信する内容
このブログでは、サイドFIREまでのリアルな過程を公開していきます。
主なテーマはこちらです。
FIRE準備
- 家計管理
- 投資・資産運用
- 資産推移
- FIRE戦略
住宅とFIRE
- 住宅購入の検討
- 賃貸 vs 持ち家
- 住宅ローンと資産形成
家族とFIRE
- 家族の理解
- 子育てとの両立
- 生活の変化
公務員という立場をどう資産形成に活かしてきたかは「公務員の資産形成方法|9000万円を築いた安定収入の活かし方」に別途まとめています。
成功だけでなく、迷い・不安・失敗も含めて発信していきます。
子育て家庭でもFIREは現実的
ここまで読んで「自分には無理そう」と感じた方もいるかもしれません。
FIREは突然達成するものではなく、積み重ねです。私の場合は、家計簿で支出を把握し、共働きで得た収入の一部を投資に回し続けてきました。2014年に約1600万円だった資産が約9000万円になったのは、その繰り返しの結果です。
私自身、まだFIREを達成していません。目指している途中だからこそ、リアルな過程をそのまま発信できると考えています。
まとめ
このブログは、40代・資産9000万円の公務員がサイドFIREを目指す記録です。テーマは「子育て家庭でもFIREは可能なのか」。
- 資産9000万円でも、完全FIREでは今の生活費に月15万円足りない
- 不足分を補う働き方を組み合わせるサイドFIREなら、現実的に狙える
- 資産は12年で約5.4倍。高収入ではなく、共働きと投資の継続で築いた
もしあなたが、仕事に疲れている、家族との時間を増やしたい、人生の自由度を高めたいと考えているなら、このブログが少しでも参考になれば嬉しいです。

